女性が悲しくて流す涙には、男性の性的興奮を鎮める効果があるとの実験結果を、イスラエルの有名なワイツマン科学研究所の研究チームが、1月6日付でこれまた有名な米科学誌サイエンス電子版に発表したそうです。
サイエンスに記事が載るということは、世界のトップクラスの専門家が認めたということですね。
フェロモンのような化学信号物質が含まれている可能性が高いが、その物質の正体や作用メカニズムは謎だそうです。男性の涙の場合はどうなのかも不明とのことです。
実験には、30歳前後の女性3~5人と平均年齢20代後半の男性16~50人が参加しました。女性に悲しい映画を見て泣いてもらい、目から流れた涙を採取しましました。比較材料として、食塩水を女性の頬に垂らしてから採取したそうです。パッチに染み込ませて、これらを男性の鼻の下に貼りました。
その結果、涙の場合は食塩水の場合に比べ、女性を魅力的に思う度合いが小幅低下したほか、心拍・呼吸数、体温、唾液に含まれる男性ホルモン(テストステロン)の量、脳の視床下部などの活動状況で、性的興奮が弱くなったことが示されたそうです。
どうしてこんな実験をしたか、知りたいですね!
私だったら、イグノーベル賞をあげたいです!
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